『思考する頭脳』 〜将棋ソフトVSプロ棋士&ロダンの【考える人】〜

こんにちは〜。whitemoonです。

1月14日の朝日新聞のデジタル版で、以下のような記事がありました。

将棋ソフト、米長元名人に勝利 公式対局で初

将棋のプロ棋士とコンピューターソフトが戦う「第1回電王戦」(ドワンゴ、中央公論新社など主催)が14日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、米長邦雄元名人(68)が将棋ソフト「ボンクラーズ」に敗れた。公式の対局でプロ棋士がソフトに敗れたのは初めて。元名人は2003年に引退したが、永世棋聖の称号も持つ元トッププロ。ボンクラーズは昨年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝。毎秒最大1800万手を読む。


この「ボンクラーズ」というのは、先行モデルの「ボナンザ」(大発見の意味)を搭載したマシンを複数つないだクラスター(房)を使って読む作業を分担させたという将棋ソフトなのだそうです。

私自身は将棋のルールを知らないのですが、解説によるとルール上は、実現可能な指し手の数が“10の220乗”とも言われているそうで、さすがの高速コンピュータでも全てを読み尽くす事は出来ないとの事です。

この将棋ソフトの強みは「未知の局面でもプロならこう指すだろう」という精度の高い評価関数なるものを計算する自動学習ができること。

コンピュータはそもそも記憶力や分析力に優れているので、そこに人間の持っている「ファジー」な要素が加わると、さらに強力になるという事なのではないでしょうか。

2007年に渡辺明竜王と対戦して、善戦したものの敗北し、今回はそのリベンジを賭けた戦いでもありました。
しかしこの度は米長邦夫元名人という引退棋士との対決なので、現役棋士との対決はまだ来年の話です。

プロ棋士と自分とでは頭脳レベルが全く違いますが、それでも同じ人間としてコンピュータには負けて欲しくないという気もします(笑)。

しかしコンピュータも人間が制作したものと考えると、究極的には自分の頭脳で戦う人間VSコンピュータを使って戦う人間との対決とも言えそうですね。

コンピュータは何処まで人間の頭脳に追いつけるのでしょうか?
そして終にコンピュータがプロ棋士という人間の頭脳を破る歴史的瞬間が来るのでしょうか?
そう考えると、このニュースはとても興味深いものがあります。

以前に羽生善治名人・伊藤毅志氏・松原仁氏著作『先を読む頭脳』(新潮文庫)という本を目にした事があります。

その著書の中に「不利な時の思考」というタイトルがあったので、読んでみると、羽生名人は「冷静に相手の意図を考える」と綴られていました。

さらに詳しく言うと・・・
○(形勢が)悪いと認識したときは、それ以上悪くならないように心がけること
○一直線の手順は選ばないで、何かまぎれる可能性のある手を探していくこと

これらを見極めるために、対局中のある特定の時間はものすごく集中し続けるともありました。

やはり将棋の世界もスポーツの世界等と同様で「根気」「忍耐」「集中力」が必要なのかなと思いました。

自分にとって不利な状況だからとやけになったり、自暴自棄になるのではなく、ひたすら好機を待って、じっくり自分の目指すところへ進んでいくという気概を最後まで持つ。

それにより自分自身の道が拓けてくるのかもしれません。

最後に今日の一枚として、この彫刻作品の写真をアップします。

作品は有名なロダン作『考える人』(国立西洋美術館・常設展所蔵)です。

もしかしたら何かを考えているのではなく、腹痛で苦しんでいるのかも・・!?失礼しました〜!!
IMG_3860.jpg

最後までお読み戴きまして、どうもありがとうございます。m(__)m

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